6月(水無月)になりました。

 今朝の岡沢の郷は、妙高山に新緑が眩しく映え、田圃に早苗が植えられて美しい田園風景が広がっていました。

さわやかな新緑の季節にふさわしい好きな句を紹介します。
「六月を 綺麗な風の 吹くことよ」  正岡子規

 右手小指と右手首の手術から漸く5ヶ月が過ぎ、順調に回復に向かっております。
「来月にはワイヤーを抜く手術をするよ」とKドクターに言われました。
やはり半年はかかるのものなのですね。
 まだまだ本調子ではないため、メニューを限定して営業しておりますがご理解をよろしくお願いいたします。
 
 来週から平日限定の今月の蕎麦膳を始めます。
漸く我が家の自家製の無農薬玉ねぎが大きくなりましたので、玉ねぎのサラダを添えて、季節の花を中心にした天ぷらをお出しします。
 天ぷらの懐紙は、女将が書で一枚毎に万葉集の句を手書きしております。
今月の句
 ほととぎす 橘は匂うとも身を卯の花の 垣根忘れな 万葉集より
訳:ホトトギスよ 花橘は香り高く匂うとも あなたがもう宿らなくなる
ので身を憂く思っている 卯の花垣根のことを忘れないで欲しい。

                     

 我が家の庭では、紫のシャクナゲやピンクのツボサンゴが咲き、ピンクのラメ入りメダカが元気に泳いでいます。

 新緑の妙高連山を見ながら、ぜひ一郷庵へ十割蕎麦を食べにお出かけください。
お待ちしております。


 

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