早いものですね。もう11月になりました。
妙高山に平年より1週間の早く初冠雪があったからか紅葉をゆっくり楽しむ時間がないように思われます。

　旧暦の和風月名「霜月：しもつき、別名はそうづき」になりました。霜降月が転じて霜月になったともいわれています。

　ようやく新蕎麦を提供することができました。（10月29日より）
やはり、色や香りに何とも言えない甘味を感じることができます。
ぜひ、一郷庵へ新蕎麦を食べにお出かけください。

　我が家の庭では、晩秋のシンボルツリーの赤紫のサザンカが咲きはじめました。
黄色のツワブキや紺菊、花蕨（ハナワラビ）が咲き、すっかり晩秋の風景になりました。

　東屋での食事は、寒くなりましたので来春までお休みです。

※平日限定メニューです。
「今日の蕎麦膳」の天ぷらの懐紙じは、女将が山家集の中から花をテーマに一枚ずつ大和仮名で書いております。　新蕎麦を堪能し、そして万葉の世界に少し触れてみては如何でしょうか。
「心得つ　ただ一筋に　今よりは　
　　花を惜しまで　風をいとはん」山家集より
訳：花が散るのはいたしかたないことはわかりました。これからは散りゆく花を惜しむのではなく　ただ一筋に花を散らす風を厭うこととしましょう。