今年も年末に向けての気ぜわしさや慌ただしさを感じる季節になりました。
いつもより早い初雪に戸惑いながら、冬支度が始まっております。
東屋の冬囲いや庭木の雪つりも終わりました。
囲いの中から見える花々に元気を貰っております。
今朝の妙高山は空気が澄んでいるせいか、美しい雄姿を見せてくれております。
この地に生きる私たちが勇気としあわせを感じる一瞬でもあります。
一郷庵の玄関も雪対応の冬バージョンに変わりました。
※今月の蕎麦膳
そば膳の天ぷらの籠盛りの懐紙は、女将が季節の和歌を一枚いちまい書でしたためております。
季節感を感じて頂けたら幸いです。
「 花咲けば 待つには久方の
雪踏み分けて 我が出でて来し 良寛」
訳:梅の花が咲くと、もう道に降り積もっている雪のとけるのが待ち遠しく、その雪を踏み分けて、私は山から下りて来たことだ。