岡沢の郷も、すっかり秋の収穫が終わりつつある風景に変わってきました。
今朝の妙高山は、雲ががかかり雨が降りそうな気配を感じます。
神無月(かんなづき)には諸説があるそうです。
「神の月」となり、神を祀る月を意味しているそうです。一方全国の神々が出雲大社に集まり、諸国に神がいなくなるという説もあります。出雲大社と言えば「縁結び」、ご縁は仕事や農作物の収穫など多岐にわたり、陰暦の神無月にあわせ多くの神事が行われています。
我が家の庭は秋色に変わり、金木犀の香りが漂い、真紅のヒガンバナが緑の芝生に映え美しく咲き、ピンキーウィンキーが秋色に変わり、シュウカイドウや深紅のミズヒキが咲いております。
秋を感じながら、一郷庵で本格手打ち蕎麦を是非食べにおでかけください。
※今月の蕎麦膳(平日限定:要予約)
籠盛りの天ぷらの懐紙は、一枚いちまい女将が季節感のある和歌を書でしたためております。良寛さんの句で秋を感じて頂けたら幸いです。
「柴の戸を うち出でてみれば、み林の
こぬれもりくる 月のさやけさ 良寛」
訳:粗末な庵から外に出てみると、神の社に立ち並ぶ林の梢から、射し出てきた月の光の何と明るくすがすがしいことよ。