12月(旧暦:師走)になりました。

 今日から12月です。
年末に向けての気ぜわしさや慌ただしさを感じる季節になりました。
今年も、体調を考慮しての週末限定のメニュー等でご迷惑をおかけしながらの営業でしたが、おかげさまでお客様に支えられながら年末を迎えることができました。
 この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

 今朝は、雲がかかっておりますが、久しぶりに妙高山を見ることができました。
雪がもうすぐ麓まで来るでことしょう。
妙高山を見ることは、この地に生きる私たちが勇気としあわせを感じる一瞬でもあります。

 すっかり、雪囲いも終わり、我が家の庭も冬景色に変わりました。
生垣のドウダンツツジも、秋を惜しむように美しく真っ赤に紅葉しました。
一郷庵の玄関も、雪対応の冬バージョンになりました。
霜が降りたため、毎朝摘みしていた摘み草天ぷらは春までお休みになります。

※今月の蕎麦膳
 蕎麦膳の籠盛りの天ぷらの懐紙は、女将が季節の和歌を万葉集より選び一枚づつ書でしたためております。
季節を感じて頂けたら幸いです。

 「あしびきの 山かき曇り しぐれるど
         紅葉はいとど 照り勝りけり  紀貫之 拾遺和歌集より」

訳:山の辺り一面暗くなって時雨れるけれど 紅葉のいろは一段と照り勝っていることだ。






   




 

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