10月(旧暦:神無月)になりました。


 岡沢の郷もすっかり秋の収穫が終わりつつある風景に変わってきました。
 今朝の妙高山は、いつもと変わらずに凛とした美しい雄姿を私たちに見せてくれています。収穫前の長雨の影響で倒れた田んぼ一面の稲をどう見ていたでしょうか。
これから稲刈り…という時期の長雨でした。辺り一面、稲穂の倒れた田んぼを見るのは辛かったです。

神無月(かんなづき)には諸説があるそうです。
「神の月」となり、神を祀る月を意味しているそうです。一方全国の神々が出雲大社に集まり、諸国に神がいなくなるという説もあります。出雲大社と言えば「縁結び」、ご縁は仕事や農作物の収穫など多岐にわたり、陰暦の神無月にあわせ多くの神事が行なわれています。

 我が家の庭では、真紅のヒガンバナが満開になりました。緑の芝生に生え美しく咲き、ピンキーウィンキーが秋色に変わり、ピンクのシュウカイドウや深紅のミズヒキが咲いております。
秋を感じながら、東屋で一郷庵の十割蕎麦を食するのをお勧めします。

※「今月の蕎麦膳」(平日限定:要予約)
 籠もりの天ぷらの懐紙は、一枚いちまい女将が季節感のある和歌をしたためております。良寛さんの句で秋を感じたいただけたら幸いです。
「はたはたと 黍の葉鳴れる ふるさとの
     軒端なつかし 秋風吹けば  良寛」
訳:はたはたとトウモロコシ(玉蜀黍)の葉が鳴る故郷の軒端がなつかしい。秋風吹けば。



 

 

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