7月(旧暦:文月)になりました。

 今朝は、雨で残念ですが妙高山は見えません。
岡沢の郷では美しい青田の田園風景が広がっています。
澄んだ空気の中で見る雨の青田の美しさに感動し、私がこの地に住んでよかったと思える瞬間でもあります。
 「山滴る(やましたたる)」という夏の山を表す季語をこの季節になると思い出します。山に茂る草木の緑が陽射しを浴び、滴り落ちるように見える夏の山を掲揚する言葉です。自然の力強さや生命の息吹きがイメージされ、爽やかさも伝わってきます。

 我が家の庭では、夏のシンボルツリーのナツツバキがや白い夾竹桃が咲きはじめ、半夏生や紫陽花が色とりどりに花を咲かせております。
 4っ目の石臼に、雨の中で白い小さな水蓮の花が初めて咲きました。
今朝見つけた嬉しい発見でした。
 夏休みに来る孫たち専用のスイカ畑のスイカも元気に育っています。
少し大きくなったスイカに座布団を敷いてやりました。
 一郷庵の畑では、無農薬の夏野菜がたくさん採れはじめました。朝取りの自家製のキュウリはお漬物に、ナスやシシトウは天ぷらの材料として使用しております。

 「揚げナスぶっかけ」ファンの皆様お待ちどうさまでした。
今月から始めます。冷たい蕎麦と熱々の茄子のコラボをお楽しみください。

今月の蕎麦膳の和歌です。(平日限定:要予約)
「我が宿の 池の蓮の白露に
   ほぞをならべて 先にけしらも 良寛」
訳:私の庭に作った池で、蓮の葉の上にたまった白い水玉と並んで、蓮華台のような実となる部分の花が、尊く咲いていることよ
 



 


 

© ichigoan. All Right Reserved.